【九州ツーリング①】三宮港から宮崎へ。クルスの海、高千穂、そして土砂降りの阿蘇へ
日程:9/25〜
行程:三宮港 → (フェリー) → 宮崎港 → クルスの海 → 高千穂 → 阿蘇
天気:出港時は曇り、船上は朝日の朝、宮崎上陸後は高千穂を出るまで晴れ〜薄曇り、高千穂出発後すぐ雨、阿蘇到着時は土砂降り
相棒:バイク(積載はトップケース+サイドバッグ)
■ 三宮港、フェリー待ちの3台
九州ツーリングの始まりは、神戸の三宮港から。
赤い高架の下、白線で区切られたバイク待機スペースに4台が並びました。グリーンのスポーツ、荷物満載の我が愛車、大きなサイドケースのツアラー。それぞれ積み方に個性があって、並べて眺めるだけでも楽しい時間です。

目の前には大型トラックがずらり。ここから海を渡って九州へ向かう人と物の多さに、「ああ、旅が始まるな」と気持ちが上がってきます。
■ フェリーろっこうで一晩の船旅
乗船するのは「フェリーろっこう」。紅白の船体が、港でひときわ映えていました。船首に大きく書かれた筆文字の船名がカッコいい



バイクを船内にしっかり固定して、あとは一晩の船旅です。
そして翌朝、デッキで出会ったのがこの景色でした。
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水平線の上に朝日が昇り、波間にオレンジの道ができていました。空には光の柱まで立っていて、思わず見入ってしまいました。バイクで走るのとは違う、「何もしないで景色に運ばれる時間」。これも船旅の贅沢です。
■ 宮崎上陸、日南海岸の「クルスの海」へ
宮崎港に上陸すると、空は晴れから薄曇り。幸先のいいスタートです。まず向かったのは日南海岸のクルスの海。




「願いが叶う」の文字に、さっそく期待が膨らみます。看板の周りは南国らしいヤシ系の木々。関西とは植生が違っていて、「南に来たなあ」と実感しました。
展望台に上がると、眼下には複雑に入り組んだ海岸線が広がります。
海に突き出た岩と、その間に切れ込む入り江。この海の形が十字架(クルス)に見えることが名前の由来だそうです。うっすらと霞がかかっていましたが、それもまた幻想的でした


展望台には鐘のモニュメントがあり、願いを込めて鳴らすことができます。僕もしっかり鳴らしてきました。願い事は…内緒です(笑)。


別の角度からは、岩肌にびっしりと縦のラインが入っているのがわかります。柱状節理の断崖が海へ落ち込む、日南海岸ならではの迫力です。波が白く砕けるのを眺めながら、しばらくぼーっとしていました。
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■ 高千穂へ。神話の舞台で絶景を堪能
クルスの海を後に、内陸へ走って高千穂へ。今回の旅の大きな目的地のひとつです。晴れから薄曇りの空の下、緑の濃い山あいを気持ちよく走りました。
高千穂峡



息をのむ景色とは、まさにこのこと。
切り立った断崖の間をエメラルドグリーンの水がゆっくり流れ、その奥に真名井の滝が静かに落ちています。壁面は柱状節理で、阿蘇の火砕流が冷えて固まってできたもの。苔やシダの緑と、深い水の色のコントラストが本当にきれいでした。
手漕ぎボートで渓谷を進む人たちも。写真には小さな青いボートが浮かんでいて、谷の深さがよくわかります。
天岩戸神社
高千穂といえば、やはり神話。天照大神が岩戸に隠れたという天岩戸伝説の舞台です。





赤い頭巾をかぶって舞うアメノウズメの像が迎えてくれました。そして天安河原へ。大きな洞窟の中に小さな鳥居と祠があり、周囲の河原には数えきれないほどの積み石が並んでいます。ひとつひとつに誰かの願いが込められていると思うと、静かな気持ちになります。洞窟に差し込む光も神秘的でした。



こちらは岩戸を投げ飛ばした怪力の神様、手力男命の像。迫力ありますねえ。台座の石碑には神楽の歌が刻まれていて、神話が今も生きている土地なんだなあと感じました。
■ 高千穂を出てすぐ雨。土砂降りの阿蘇へ
ここまでは天気に恵まれていたのですが、高千穂を出発してほどなく、ぽつぽつと雨が降り始めました。そこからは雨脚が強まる一方。レインウェアを着込んで、慎重に走り続け、阿蘇に着く頃には完全に土砂降りになっていました。ツーリングにはつきものですが、さすがにこれは堪えました。


たどり着いたのは、ライダーズハウス 阿蘇ツーリングブリッジ(簡易宿泊所・素泊まり1,500円)。
到着してまずやることは、レインウェアとグローブの干し作業。軒下の物干しに雨具を並べると、「今日もよく走ったなあ」としみじみします。トップケースやサイドバッグのレインカバーも、しっかり仕事をしてくれました。濡れた路面に停まる愛車の姿は、ツーリングの勲章みたいなものです。
屋根のある場所に着いた安心感は格別で、ライダー同士で気兼ねなく泊まれる雰囲気の宿は、疲れた体にありがたい限り。1,500円という値段も、バイク旅にはうれしいですね。
到着した夕食は、桜肉の刺身に地元で採れた野菜サラダに盛りだくさんの幕内定食にビールと焼酎。翌朝の朝食は、ボリュームタップリの和定食。一泊2食でなんと一人4,500円は考えられない超破格。そして何よりもこちらでお世話になったお母さんにお父さんの人柄がとても素晴らしくまた機会を作って泊まりにきたい宿でした。
今日の振り返り
- 朝日の海、南国の岬、神話の渓谷、そして土砂降りの阿蘇。初日からこの濃さは、さすが九州です。
- 晴天の高千穂を満喫できたぶん、雨の阿蘇ライドは余計に記憶に残りそうです。
- 明日はいよいよ阿蘇の本番。天気の回復を祈りつつ、続きはまた次回に。
