こんにちは!
少しずつ日差しが強くなり、庭の植物たちがぐんぐん成長する季節になりました。
今日は、我が家の「デッキ」から、嬉しい初夏のニュースをお届けします。
ウッドデッキを彩るブドウの赤ちゃん
まずはウッドデッキのブドウ。
今年も元気いっぱいに葉を広げ、かわいらしい「花穂(かすい)」が姿を見せてくれました!
実はこの時期、ふと足元を見ると、小さな緑の粒がデッキにたくさん散らばっていることがあります。
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これはブドウの「落花」。一瞬「病気かな?」と心配になりますが、実は立派な実をつけるための自然なステップなんです。
今はまだ小さなつぼみの塊ですが、これから一房一房、大切に育っていく姿を見るのが毎朝の楽しみです。緑のカーテンになって、涼しい木陰を作ってくれる日も近いかな?



毎年この季節になると、花芽の膨らみをそっと確かめる日々が続く。ウッドデッキを覆う緑はひときわ生き生きとして、その中でひっそりと、しかし力強く、花房が垂れ下がってきた。
ぶどうの花は、見た目には地味だ。桜や梅のように人目を引くわけでもなく、香りが漂ってくるわけでもない。それでも、あの小さな粒状の蕾がほころぶ瞬間を見ると、胸の奥がかすかに震える。これがやがて実となり、秋には房を重くする――その長い道のりの始まりを、いま目の前にしているのだから。
開花期は、ぶどう栽培においてもっとも緊張する時期のひとつでもある。この時期の天候次第で、その年の結実が大きく左右される。雨が多ければ受粉が妨げられ、病気のリスクも一気に高まる。
だからこそ、今日は開花の喜びと同時に、防除作業も行った。薬剤を丁寧に散布すると、葉の表面に細かな粒が残り、光を受けてかすかに光っていた。その光景は美しくもあり、同時に昨年の苦い記憶を呼び起こしもした。
昨年は黒とう病によって収穫をほとんど諦めざるを得なかった。せっかく育てた果実が、雨のたびに斑点に覆われてゆく様子を見ながら、悔しさと無力感が混ざり合った。今年は同じ轍を踏まないよう、開花のタイミングに合わせてしっかりと防除を施すことにした。薬剤が葉にしっかりと乗っているのを確認しながら、今年こそは、という思いを静かに噛みしめた。
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雨よけのために設置したカバー構造は、すでにデッキの上でしっかりと機能している。その下で葉が繁り、花房が育つ様子は、自分が作ったものが本当に役に立っている実感を与えてくれる。農薬の散布も、ただの作業ではない。これも愛情の形だと、今は思う。
今日の振り返り
作業を終えてデッキに立ち、緑の中に揺れる花穂を眺めながら、ふと思った。ぶどうを育て始めてから、もう六年が経つ。最初の年は何もわからず、ただ植えて待っただけだった。少しずつ失敗を重ね、調べ、試し、またやり直してきた。その繰り返しの中でしか育たないものが、植物にも、人にも、きっとある。
薬剤をまとった葉が光の中で静かに揺れている。秋の実りを夢見て、今日もていねいに向き合う。それだけで、どこか満ち足りた気持ちになれるのだから不思議だ。
