PTBお洗濯教室 汚れとは何かを考えてみる

PTBお洗濯教室で衣類の汚れとは何なのか?
このことについて学んでみました

衣類の汚れには2種類の汚れがある

➀体の内側からつく汚れ
➁体の外側からつく汚れ

体の内側からは、皮脂、垢、汗などがあり
体の外側からは、ホコリ、食べこぼし、泥など

汚れの割合は、この通りです

水で落とせるものとして汗、尿など20%くらい
水だけでは落ちない汚れとして
油脂、タンパク質など50%くらい
チリやホコリが30%くらいとなります

次に水だけで落ちない汚れを落とすには
洗剤の力を借りてきれいにします

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洗剤には次の4つの効力があります

➀浸透:素早く濡らす

洗濯機で衣類を洗うには水の上に
浮いたままでは汚れは落ちません
衣類を水に浸らせる必要があります

➁乳化:水と油を混ざり合わさるようにする

セパレートドレッシングをイメージしてもらうと
わかりやすいと思います
水と油は、そのままでは混ざり合いません
しかし洗剤の力で混ざり合わさるようにします

➂分散:ススやホコリを水に混ざり合うようにする

ススやホコリのように軽い物質は
水に混ざり合いにくく
混ざり合いやすくするために洗剤を活用する

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➃再付着防止:衣類から出た汚れが再び付かないようにする

洗剤を入れない水に油やホコリを入れた状態で
きれいな布を入れて水から上げてみると
水の中に含まれた汚れが付着します

ところが洗剤を入れた同様のことをすると
汚れは全く付いてきません
これが洗剤の再付着防止の機能なのです

これら4つが洗剤の主成分である
界面活性剤の機能なのです

ここまでは、家庭洗濯の水洗いのお話です
では、街で見かけるドライクリーニングとは

ドライクリーニングとは何か

ドライクリーニングとは、水を使わず
専用の油を使って洗う特殊な方法です

一番の特徴は水洗いでは縮んでしまう
ウールやカシミアなどのデリケートなお洋服に
ダメージを与えず洗えること

もう一つは油汚れをきれいにする力が
とても優れていることです

それぞれの特徴を理解して
上手に使うことで衣類の汚れをケアして
良いメンテナンスができるということになります

ここで女性の皆さんは、よくご理解されている
化粧落としについてはじめに
クレンジングオイルで化粧を落とし
そのあと、水洗いで洗顔するなどの順序で
メンテナンスをされていると思います

衣類の汚れについても同様の順序が
必要とされます

プロはこれらの汚れの構造や処方を
熟知した上で衣類のメンテナンスを
適切な方法でクリーニングしています

ひとまとめに汚れといっても
その種類によって適切に処理することが
必要なんですね

賢い消費者は、これらのことを知って
プロのクリーニング業者さんを
活用いただきたいと思います

これまでの洗濯表示の知識
次に洗濯の悩みトップ3の解決法
そして今回が汚れとは何か
についての内容でした
以下は、過去2回の内容です

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この記事を書いた人

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マッキー

人生 山あり 谷あり 毎度あり!

 洗える紙をつくっています
 マインドトークならぬ「まいどトーク」(^_−)−☆
 脳を肯定的にシフト 自分の機嫌は、自分で取り
 日々の健全度をUPする

株式会社共生社 代表取締役
1970年創業 クリーニング業界のサポーターとして
クリーニング洗浄時の識別タグラベルの製造・販売
クリーニング受付POSシステム製造・販売・
サポートを国内外で行う

ホッチキスレスによるクリーニングタグの脱着ができる
スマートエコタグの開発・販売
また同様にクリーニングタグに通すだけで使える
同様のタグを開発販売を行う

2014年よりクリーニング・タグに使われる
洗浄できるタフな紙「耐洗紙」を文房具に転用した
「TAGGED(タグド)」MEMOなどを展開中で
新ジャンルへのチャレンジを試みている

●生年月日:1958年11月19日
●誕生地:大阪 ●育ち:神戸
●趣味:トレッキング・ゴルフ・バイク
 

(発言は個人の見解であり、所属する組織の公式見解ではありません。)