10月の出雲大社は、神在月という全国から神々が集まる特別な月です。その特別な時期にお参りに来ました。前回出雲大社に来たのは、遷宮のタイミングの2013年です。中型二輪の免許を取った年で初めてのバイクツーリングがこの出雲大社でしかも遷宮の記念すべき年でした。
当時とは、参道の様子も随分と変わり町おこしで賑わっている感じがしました。早速一番手前の参道から歩いて見ます。
参道を歩いていると一畑電鉄の出雲大社前駅を見つけました。日本最古級の電車デハニ50形・52号車です。オレンジ色の車両でなんとも味わいがある電車でした。一畑電鉄は、この出雲大社から松江までの路線の様です。
出雲大社前駅を過ぎるとまた鳥居が見えてきます。
参道の一の鳥居から500mは歩いたでしょうか。続いて参道の樹齢400年の松並木を本殿に向かって歩きます。ここで大切なののが参道右手にある祓社(はらえのやしろ)という小さな社です。写真を撮り忘れましたが、私たちが知らぬ間に犯した心身の罪汚れを清めて清々しい神の御心を戴ける様にしてくださる神々だそうです。
さらに参道を歩いていくと右手に大きな像が見えてきます。こちらは結びの御神像です。
出雲大社の御祭神大国主大神は幸魂(さきみたま)奇魂(くしみたま)の〝おかげ〟をいただいて神性を養われ「ムスビの大神」となられました。生きとし生けるもの全てが幸福になる「縁」を結ぶという古事記の中の話を表したものだそうです。縁結びの神となる原点になる様な内容ですね。
広告
こちらを過ぎていよいよ本殿参拝です。
出雲大社の参拝の作法は、二礼四拍手一礼です。神楽殿のしめ縄の大きさに圧倒されます。
今回は、こちらの本殿で私は、「商売繁盛」と「家内安全」の祈祷をしました。そして東京から飛行機で飛んできて合流した長男は、「縁結び」の祈祷でした。
こちらの祈祷参拝を終えたのち日本のなぎさ100選にも選ばれている稲佐の浜で夕日を見ました。沈みゆく夕陽があまりにも美しく見惚れてしまいました。
国譲り国引き神話ゆかりのパワースポットであり全国の八百万の神々をお迎えする神迎神事の浜だそうです。神々しい日没を拝んだのち境港の宿に向かいました。
今日のまいどあり
今回の出雲大社参拝と稲佐浜の夕陽に心洗われました。参拝の折は、思わず背筋が伸び姿勢が良くなります。なんとも言えないこの空気感に清々しさを感じます。