4月も中旬となり、待ちに待った孫の初節句まであと少し。この特別な記念日のために、大阪の松屋町筋にある人形問屋専門店「久宝堂」を訪れた時の体験です。もう感動ものでした。



圧倒的な品揃えに感激
久宝堂に一歩足を踏み入れた瞬間、その圧倒的な品揃えに息をのみました。デパートでの限られた展示スペースとは違い、広々とした店内には様々な様式やサイズの五月人形が所狭しと並んでいます。伝統的な甲冑飾りから、モダンなデザインの兜、コンパクトなケース入り飾りまで、想像以上の選択肢が目の前に広がっていました。




プロの視点から学ぶ五月人形の奥深さ
店員さんは単に商品を売るだけでなく、五月人形の歴史や意味、各部位の細工の違い、素材の特徴まで詳しく解説してくださいました。例えば、兜の種類には「南蛮兜」「伊達政宗兜」「徳川家康兜」など歴史上の武将にちなんだものがあること、また「大鍬形」「小鍬形」といった前立ての形状の違いが持つ意味なども教えていただきました。
また、最近の五月人形購入の傾向は、住宅事情なども考えての選択のようです。
五月人形は単なる飾りではなく、男の子の健やかな成長と幸せを願う親の思いが込められた伝統文化であることを改めて実感しました。
私の選択の基準と決め手
様々な五月人形を前に、以下のポイントを特に考慮して選びました:
- サイズ感: 飾る場所に合わせたコンパクトながらも存在感のあるもの
- 品質: 京都の有名作家による手作りの細やかな技術が光る作品
- デザイン: 伝統美を大切にしながらも、現代の住空間に調和するモダンな要素を含むもの
- 実用性: 毎年の飾り付けや収納のしやすさ
- 価格: 代々受け継ぐ価値のある品質と予算のバランス
最終的に選んだのは、京都の伝統工芸士による手作りの兜ケース飾りです。落ち着いた色合いの本漆塗りの台座に、繊細な金具細工が施された兜が美しく配置されており、親世代から孫の世代まで長く愛せるデザインが決め手となりました。
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初めての孫の初節句で選択したのは、マンションの一室で床の間もなく洋室での設置を考えての選択となりました。



伝統を繋ぐ喜びからの学び
久宝堂での買い物は単なるショッピングではなく、日本の伝統文化を次世代に伝える大切な経験となりました。専門店だからこそ得られる深い知識と豊富な選択肢に触れることで、五月人形に対する理解と愛着が一層深まりました。
初節句の日、この五月人形を飾り、家族で孫の健やかな成長を祝う時間が今から待ち遠しく感じています。伝統を継承する喜びと、新しい家族の節目を祝う幸せを噛みしめながら、特別な一日を迎える準備を進めていきたいと思います。