今日も見上げるような青空が広がり、絶好の農作業日和となりました。燦々と降り注ぐ太陽の光を浴びていると、本格的な夏の訪れを肌で感じます。しかし、お天気ニュースに目を向けると、明日・明後日にはなんと台風が到来するとの予想。この穏やかな青空からは想像もつきませんが、嵐の前の静けさとはまさにこのことです。
雨や風が激しくなってからでは、せっかく育ててきた植物たちに手が付けられなくなってしまいます。そこで今日は一念発起、近くのマイファーム(市民農園)の野菜の収穫と、自宅の葡萄の防除作業を一気に済ませる、大忙しの1日を過ごしました。
まるで宝探し!夏野菜の収穫がもたらす無上の喜び
まずは、マイファームへ足を運びました。台風の強風で実が落ちたり、傷ついたりする前に、収穫期を迎えた野菜たちを救出するためです。
畑に到着すると、青々とした葉の陰に、瑞々しい夏野菜たちが実を膨らませて待っていました。今日収穫できたのは、立派に育ったきゅうり、ツヤツヤのピーマン、そして可愛らしいイチゴたちです


特にきゅうりは、大地からの水分をたっぷりと吸い上げて、カゴからはみ出すほど大きく、そして見事な曲線を描いて成長していました。ピーマンはパキッとした張りがあり、深緑色の輝きが太陽に映えます。まだ少し名残惜しそうに実っていたイチゴも、真っ赤に熟したものをいくつか収穫することができました。
自分で土を耕し、苗を植え、毎日のように様子を気にかけてきたからこそ、この手の中にずっしりと感じる「収穫の重み」は格別です。スーパーで買えば手軽に手に入る野菜ですが、もぎたての瑞々しい香りと、自分の手で育て上げたという達成感は、何物にも代えがたい「栽培の喜び」そのものです。今晩の食卓が今から楽しみで仕方がありません。
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昨年までの悔しさをバネに!葡萄の「黒とう病」予防と7回目の防除
マイファームでの収穫を終えたら、息つく暇もなく自宅の葡萄棚の作業に取りかかります。今日で、今シーズンの防除作業も「7回目」を迎えました。
なぜここまで徹底して防除を行うのか。それには、苦い過去があるからです。
実は昨年まで、我が家の葡萄は「黒とう病(こくとうびょう)」の被害に激しく悩まされてきました。黒とう病は、雨によってカビ(糸状菌)の胞子が飛び散り、葉や新梢、そして大切な果実に黒い斑点を作って枯らしてしまう恐れのある、葡萄栽培における天敵です。一度発病してしまうと、みるみるうちに広がり、その年の収穫を諦めざるを得ないほどの大きなダメージを受けます。昨年、黒く傷んでいく葡萄を前に、ただ手をこまねくしかなかった悔しさは、今でも忘れられません。
植物を育てるということは、決して楽しいことばかりではありません。自然の猛威や病気、害虫との戦いは、想像以上に「大変」で、根気のいる作業の連続です。
しかし、今年の私たちは一味違います。「今年こそは、絶対に綺麗な葡萄を収穫するんだ」という強い決意のもと、スケジュールを徹底管理し、今回で7回目となる防除を丁寧に、心を込めて行いました




特に明日は台風。雨が激しくなれば、病原菌が一気に蔓延するリスクが高まります。雨が降る「前」に薬剤をしっかり散布し、葉や実を保護しておくことが、黒とう病を防ぐ最大の鍵となります。強い風に負けないよう、青空の下、葉の裏側まで1枚1枚確認するようにしっかりと防除を行いました。
青空に映える緑の絨毯と、小さな「希望の房」
防除を終えて改めて葡萄棚を見上げると、そこには昨年を遥かに凌ぐ、生命力に満ち溢れた光景が広がっていました。
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木製の棚に沿って、勢いよく伸びた新梢と、手のひらよりも大きな青々とした葉が、まるで緑の絨毯のように広がっています。太陽の光を浴びてキラキラと輝く葉の隙間からは、小さな、しかし確実に形作られつつある葡萄の房たちが、いくつも顔をのぞかせています。
まだ粒は小さく、青い実ですが、この一粒一粒がこれから夏を越え、秋に向けて大きく、甘く熟していくのだと思うと、愛おしさが込み上げてきます。これまでの7回に及ぶ防除の大変さや、しゃがみ込んで行った畑仕事の疲れも、この美しい緑の生命力を前にすると、不思議とどこかへ吹き飛んでしまいます。
自然を相手にする園芸や農業は、人間の思い通りにいかないことばかりです。台風の進路にハラハラさせられ、病気の影におびえ、暑い中での作業に汗を流す――文字通り「大変」なことの連続です。しかし、それらの苦労があるからこそ、病気を乗り越えて青々と茂る葉を見たときの安堵感や、瑞々しい野菜を収穫できたときの「喜び」が、何倍にも膨れ上がるのだと実感しています。
今日の振り返り
明日からの台風が、どうか大きな爪痕を残さずに通り過ぎてくれますように。
今日施した防除のバリアが、大切な葡萄たちをしっかりと守ってくれることを信じて、嵐の通過を待ちたいと思います。
みなさんの菜園や植物たちも、台風の被害がありませんように。一緒にこの夏を乗り越えていきましょう!
