クリーニングに出して返ってきた衣類に付いた
番号タグがホッチキスでついていなかったら
いかがでしょうか?
これは、実際にクリーニング業者さん側から
みたり考えたりの見解ではなく
一人の消費者としてどのように思うかに
ついて考えてみました
クリーニング業者さんが皆さんの衣類に
クリーニングタグをつけるのはなぜでしょうか?
ホームクリーニング業者さんが皆さんの衣類に
クリーニングタグを付けるのは
お客様から預かった衣類が誰の衣類なのか
区別をするために付けています
預かった時から付けたまま洗ってプレスして
仕上げて包装してお客様にお返しするまで
ずっと迷子にならないように
クリーニングタグは付いたままなんです
逆に言えばずっと付いたまま外れないように
するために何重にもホッチキスで頑丈に
付けているのです
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▼こんな具合に
お客様から預かった衣類を
素材(綿・ポリエステル・ウール・カシミヤ・ウレタン・・・etc.)
汚れ(汗、油、インク、口紅、ソーズ、お酒・・・etc.)
納期(本日中、明日、指定日・・・etc)
この他にも色々な識別で区分けをして
一緒に洗えるものをまとめて洗っています
もちろん一緒に洗って混ざるのですから
この迷子札の役割のクリーニングタグが
外れると預かった衣類は、迷子になって大変です
しかし、一般消費者にとってはどうでしょうか?
クリーニングから戻ってきた衣類から
この識別のためのクリーニングタグを
外すのに爪が割れたり
指を切ったり
怪我をした方はいないででしょうか?
このタグをつけるためのホッチキスの針は
とても危険ですよね
衣類にとっても人にとっても
タグをつけるホッチキスの針の押さえが甘いと
衣類の網目に引っ掛けて傷つき
デリケートな衣類であればあるほど
繊維を痛めたり傷をつけたりする危険性があります
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普段からこのクリーニングタグが
付いていることが当たり前と思ってませんか?
でも実はホッチキスを付けない済む方法があるんです
ホッチキスをしないでクリーニングタグを
付けれないかを50年近く真剣に
私たちは、考え続けてきました
そして出た結果が
この洗っても破れないクリーニングタグで
使われている耐洗紙そのものの丈夫さを
利用できないかと考えてました
それがスマートエコタグ(略称:SET)です
そしてこの特許を2014年に取得したのですが
今もより落ちないクリーニングタグとして
その確率を高めるために今なおテストをしています
今日もこちらで洗浄テストをしました
これらは、ホッチキスなしの
スマートエコタグを付けて
洗ってもらったワイシャツです
なぜワイシャツかというと
ウールなどのドライクリーニングの洗浄抵抗に
比べて洗浄抵抗が大きいのでいつもワイシャツで
テストをします
今回は、ワイシャツ5枚に2点ずつ
番号タグとより大きな抵抗負荷をかけるために
オレンジのタグを余分に2枚ずつ付けて
1点のタグ落下もありませんでした
もちろんこのタグを外すのは容易で
ねじって簡単にちぎれます
衣類に優しく人に優しいクリーニングタグです
こんな要領で現場では付けています