世の中には「美しい会社」と「醜い会社」がある。
13の物語から事業のマネジメントの核心を学ぶ
物語8)
イノベーションは、強みを基盤として行う。強みを活かせる機会を探せ。その為に必要なものは資源だ。人であり、お金である。
イノベーションを始める前には、過去の非生産的な事業や商品やサービスを廃棄しておかなければならない。イノベーションによる資源の移動は、仕事の生産性を向上させる有力な方法である。
物語9)
組織を通して自分お強みを生かし貢献することで自己実現を成し遂げる。
「なすべき貢献は何であるか」という3つの問いの要素
第一 状況が何を求めているか 社会の変化=機会
第二 自己の強み・仕事の仕方・価値観からしていかに最大の貢献を 人・組織の文化づくりつまり企業風土
第三 世の中を変える為にいかなる成果を具体的にあげるべきか
真に革新的な商品は、ユーザーの行動を変える
物語10)
経営者やマネジャーに真摯さは欠かせない=自分磨き
事業の目的は顧客の創造
物語11)
組織や過去の活動から真の強みを見つけて徹底的に磨き活用する。自分音強みを知る手がかりとして「他社はうまくできなかったが、我が社は、さしたる苦労もなしにできたものは何か?」「我が社は、他社にできないどの様な良い仕事をしているか」社風という目に見えない強み
物語12)
コミュニケーションは、どうやって伝えるかではなく組織の目的などをどう伝えるかが大切。用途に合わせた道具が使いやすい様に、組織もその目的が具体的に絞り込まれ明確であることが求められる。絞り込む際には、専門的知識か、限定された市場のどちらかに集中することである。
物語13)
優れた組織の文化は、リーダーシップの源泉である。リーダーシップとは、「人の視線を高め、成果の基準を上げ、通常の制約を超えさせるものである。リーダーシップとは姿勢でもある」姿勢とは、行動。新たな組織の文化を築くには、自分自身の小さな取り組みから
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特別編)
明確かつ焦点の定まった共通の使命だけが組織を一体化し成果を挙げさせる。理念という軸が揺らぐと転んだ時に立ち上がる支えを失ってしまう。
知識労働者を育てる。「マニュアルワーカー」→ 「ナレッジワーカー(知識労働者)」に変える。知識労働者は、自らをマネジメントする。自らの仕事を業績や貢献に結び付けるべく自らをマネジメントしなければならない。重要なことは、いかに適切に仕事を行うかではなくいかになすべき仕事を見つけいかに資源と活動を集中するかである。
行動を伴わない戦略は、絵に描いた餅です。いかなる知識と言えども行動に転化しない限り無用の存在である。戦略の遂行に置いては、行動の量が鍵を握り習慣化が不可欠である。企業が売っていると考えるものを顧客が買っていることは稀である。現場で考え、行動しなければ何も変わらない。軸は、経営理念である。主体的に働く為には、方向付けが必要、方向付けされると主体性が増す。事業は、ミッションを実現する手段である。
今日のまいどあり
ドラッカー教授の言い回しは、独特であり理解しづらいことが多々ある。組織づくりの原理原則は、この本を読んで社風の文化レベルを醸成し視座を高めることである様に感じる。先ずは、一人の一歩を全員の一歩にすること。それには、事業のミッション、何のための仕事であるかを明確にし方向付けをしっかりとする必要を感じました。