西宮は、夙川苦楽園地区から有馬や中国自動車道西宮北ICに抜ける山の峠あたりを船坂と言います。
船坂は山間部で海もない場所にもかかわらず“船”という文字が使われ、不思議な感じがしますね。この由来について、「摂津名所図会」には仁西上人が有馬温泉を復興した際、湯船を造り、それ以来「船坂」という呼び名になったと記されているそうです。
こんな不便な場所にある古い蔵の様な作りのうどん屋さんが人気店です。
▼地図:〒651-1423 兵庫県西宮市山口町2178−23
10年以上も前から近くのお墓参りに行くときは、決まってこちらのすじかまさんでお昼ご飯をしていました。今のような柔らかいうどんでなく昔は私の記憶が確かであれば、讃岐風の硬いうどんであったように思います。
何年か前までは、隣に出光石油のガソリンスタンドがありました。
今は、平地になって駐車スペースとして使われています。
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お店の中は、ゆったりとした作りで一枚板のテーブル席と座敷席になっています。
久々のすじかまさんでの食事は、ぶっかけうどん(冷)とすじ丼(小)です。
すじ丼は、とろとろに炊いた筋肉を卵でとじた汁だくの丼です。そしてぶっかけうどんには胡麻が添えられてすり潰して上からかけます。
もちろん釜揚げうどんが看板メニューなんですが讃岐風でなくなった今は、もっぱらこのぶっかけうどんをいただいています。だしは、かなり濃いめのお味です。
今日のまいどあり⤴️
おそらく20年前とは言いませんが、ずいぶん以前の不便な場所での長年の人気店はさすがですね。いつ行っても外にまで人が並ぶほどとは凄いですね。