今年もこの時期にいかなごの釘煮を作ることができます。自然の恵に感謝します。
何年続けているのだろうか?近年このいかなご漁が不振を極めてしまい、わずか数日で漁が終わることがある中にあってありがたいことに播磨灘のいかなご漁はまだ続くそうです。
おりしも先週の土曜日にスタートしたいかなご漁も大阪湾ではわずか4日間で終漁とのことです。それくらい近年いかなごがこの海では、育っていないのだそうですです。
そんな中でいかなごの釘煮を作れることに感謝しつつ今日1日を過ごしています。
私にとってまた家族にとってもいかなごの釘煮には、深い思い入れがあります。
何故ならば、子供たちが小さい頃より妻の母が作ってくれた思い出の味だからです。淡路島生まれの母は料理が上手でした。わざわざ明石の魚の棚市場まで行って朝に水揚げされた新鮮ないかなごを買い求めて1日かけていかなごの釘煮を作ってくれたからです。いかなごの釘煮は、保存食でこの時期にたくさん炊くと5月6月くらいまでは、食卓の一品としてテーブルを賑わします。時には、いかなごの釘煮とご飯だけなんてこともあります。
ここからは、来年のための備忘録です。
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8:40 自宅を車で出発
10:00 明石魚の棚市場 約20分ほどの買い物でいかなごをGET
1kg 2,200円でした。昨日は、5cmとの情報でしたが買ったいかなごを測ってみると6cmと大きめのサイズでした。
【3月10日イカナゴ解禁7日目】
— 松庄なう(明石 魚の棚) (@fish449238) March 10, 2023
入荷時刻:9時頃(朝一番)~11時半頃(最終便)
販売終了時刻:1時過ぎ
サイズ:約5㎝(炊き頃)
価格:㎏2200円(朝一番)~1500円(最終便)
※大阪湾のイカナゴ新子漁は終漁、播磨灘は来週も操業予定、
今年のいかなご情報は、明石魚の棚「松庄」さんのTwitterからです。
12:00 帰宅
さて準備するものはこちらです。
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いかなご1.5kgに対して醤油270g,ザラメ砂糖450g,酒60g,みりん40g,刻み生姜400g準備はこれだけです。
今回炊く量は、9kgです。1つの鍋に1.5kgのいかなごを2鍋で同時に3kg一緒に炊きます。
初めにやるのは、生姜を刻むことからです。
今年は、新兵器を使って半分は、このように機械でみじん切りにしてみました。
醤油に砂糖、お酒、みりんを鍋に入れて砂糖が溶ければ洗ったいかなごと生姜を交互にを少しずつ鍋に入れて一気に強火で炊きその後アルミで落とし蓋をして中火、弱火でじっくりと炊きます。
炊き上がるまでの時間は、40分から60分です。その間にできるだけいかなごの形が崩れないように触らず鍋を振っていかなごを上下に回しながら炊きます。
18:00 9kg全て炊き上がりました。
今日のまいどあり⤴️
毎年この時期になると義理の母と一緒に明石の魚の棚市場に買い出しに行ったことを思い出します。いかなごの釘煮を1日かけて一緒にいろいろな話をしながら作ったことを思い出します。実母を早く亡くした私にとって義理の母との時間は、嬉しい貴重な時間であった様に思います。
そんなお母さんの味も今では、子供たちにとってみると今度は、父の味になるのかもしれません。