ものづくりの奥は深く壁は高いものです
クリーニング店で使われる
超簡単なタグの開発をしたものの
生産性に少し不満を感じています
従来、クリーニングのタグは
お客様から預かった大切な衣類に
番号タグをつけて洗浄時に
紛失しないようにつけるものです
それがゆえに洗っている間に
落ちないようにホッチキスでつけています
さらにお客様からの要望事項や
シミ抜きのチェック項目を記載したりと
たくさんのタグを一つの番号タグに
絡めてつけるものです
ホッチキスを止める手間を
少しでも軽減して誰が作業しても
簡単にタグつけができるようにと
穴を開けて通すだけの超簡単操作の
イージータグを開発しました
これによってクリーニング受付の
現場作業が簡単になり
処理が早くできます
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しかもお客様はクリーニングに出した
衣類を着るときにタグを外す
手間が減るという一石二鳥の商品です
しかしながらものづくりの我々はというと
この商品を作るのが従来品に比較して
何倍もの手間をかけています
お客様にはイージーなタグでも
私たちには意地悪タグとなってしまいました
そこで仮説を立てました
現状のやり方を変えることによって
大幅に生産性を上げることができて
迅速にお客様に商品を
お届けすることができる方法を
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ロータリーダイカッターから
トムソン加工に変えるこれだけです
ロータリーダイカッターの場合
1時間に1500枚の加工処理
トムソンに変えた場合
1時間に9000枚の加工処理
その差は、なんと6倍です
課題は、「穴あけ」です
一つ解決したら次の課題ができる
現場仕事の奥は深く
解決への壁は高いです
だから克服した時の喜びもひとしおなんです
協力してくださる皆さんに感謝です
開発、改良はまだまだ続く・・・