丹波篠山の黒豆作り2年目のまだまだ新前です。素敵なご縁をいただき作り始めた丹波篠山の黒豆作りをやってみて感じたことです。
去年、コロナが始まり人の往来がままならない状況になってステイホームが日常になったことをきっかけに今まで秋の収穫時に行って食べるだけの黒豆の存在を消費者という立場から生産者になってみたらどうなるのかななんて興味本位でスタートしたのが黒豆作りのきっかけです。
スタイルは、長靴を履いて帽子をかぶってなんて格好をしていました。
作る喜び
作ってもらったかまぼこ型の畝に溝を作り等間隔で豆を一粒一粒植えたのち肥料を施すのが一番初めの仕事です。
双葉が出てさらに葉が伸びると土寄せをしてお日様が当たる様に雑草を抜き取ります。そして畝と畝の間に落ちた土をきれいに水捌けが良くなるようにあげます。
育てる喜び
梅雨時期まではこの作業も何ということはないのですがこれが夏ともなると汗だくの苦行と変わります。
豆を育てるのに肥料をやりお日様が当たるように脇の雑草を抜き取りそして成長してくると台風などの暴風雨で倒れない様にロープを貼ります。
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こうやって手塩にかけた豆をようやく秋から晩秋にかけての収穫の喜びは格別です。そしてその食べた時の美味さは、例え用のない満足感を得ることができます。
収穫する喜び
そして今年は、収穫の喜びを会社の仲間と一緒に味わうことができました。一人でこつこつとやっていた作業に協力者を得た喜びも味わえました。
食べる喜び
このビール一杯のためにまたこの茶碗いっぱいの豆ご飯のために作った後にいただく喜びは、かけがえのないものです。
ここまでが去年までの黒豆作りの流れでしたが今年は、さらに進化させてお正月用の黒豆になるまでの工程をすることができました。
秋に収穫する黒枝豆をそのまま畑で冬の乾燥する時期まで放置します。カラカラに乾いた状態にしたものを刈り取ります。
その後さらに鞘を振るとカラカラと音が鳴く様になるまで乾燥させてから豆を取り出します。
そうすると秋に食べた黒枝豆は大きく楕円形に膨らんでいたものが鞘の中でまん丸になるんです。面白いですね。そして取り出した豆がこちらです。
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今日のまいどあり⤴️
今年は、黒豆作りのフルコースを味あわせていただきました。豆作りの間をずっと影から色々とエンジョしてくださいました地主のTさんには大感謝です。
こうやって実際に作ってみて初めてわかる黒豆の味を味わいます。自分で関わったものの成果を五感で感じることは、今までになかった感覚です。そして一人の喜びでなくそれを分かち合うことでの仲間の喜びものづくりの価値と意味を身に染みて感じる半年間でした。
そしてまたこの豆が植えられて新たな命を繋いでいくのですね。生きるということは、作り育て収穫し食べてまた植えるなどの循環です。
そのサイクルが生きるということです。自然と共に生きる仲間と共に生きる全ては関わり合って生きているということです。周りに感謝しつつ自分がお役に立てる生き方をするとことの意味を感じます。