全ての生き物や事柄には、生まれた瞬間から死へと移り行くそして、初めから終わりへの大きな流れがある。物事には良い時や悪い時などの波長がある。
つまりひとときも同じことはなく常に移り変わっているのだと思う。そう良いリズムと悪いリズムがあるように・・・
それは、昔から例えばこのようにも書かれている。
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬと
ひとえに風の前の塵におなじ。
『平家物語』第一巻「祇園精舎」より
世の中の流れも人の生死も全ては、始まりと終わりがある。永遠などと言うものは無い。
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あらゆるものには誕生期、成長期、成熟期、衰退期がある。そのサイクルには、大きな流れとさらにその流れの中に小さな流れが有る。この小さな事の積み重ねの連鎖が集まって流れを作り、やがて中くらいの流れになりさらに大きな流れとなっていく。
つまり小さな積み重ねこそが何事においても大切なのです。
例えばスポーツにおいては、ゲームの流れが大切で有るなどと言われる。一つ一つの積み重ねが次への布石となる。この布石がゲームの流れとなり結果を決定づけるので有る。
コンピューターのプログラムでも一つのコマンドや単語、あるいはスペルひとつ間違えただけで行くべきところへ進むことができない。
また、建築物一つとってもその基礎となる土台が重要でありその土台が歪んだだけで健常な建物にならずに脆弱な建造物になってしまう。それは、やがて大きな天災が有ると一番に崩れてしまうことにもなりかねないのです。
つまり一番基礎となる土台が大切でその後の正しい積み重ねも併せて重要であると言うことです。その一つ一つの積み重ねこそが良い流れ、リズムを作ると言うことなのです。
スポーツにおいては、ウォーミングアップが怪我をしないことや良いパフォーマンスを生むことへの準備です。
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つまり、全ては良い流れを作るための準備でありその流れとは「リズム」でありスローテンポから徐々にギアを上げて最高のパフォーマンスを上げるための余韻で有るような気がします。
今日のまいどあり⤴️
最近、ごく当たり前のことが当たり前など何もないと感じることが多いもしかして歳をとってきたからであろうか?
あるいは、考えてもなかった不遇が起こっているからだろうか?人は、失ってからわかることがよく有るように思う。
しかし、これも全ては生成発展のための必然と捉えて前を向いて進んで行きたいと思う。