例年あるべきはずのものがない寂しさを感じる3月です。
春の訪れと共に、私たちの食卓を彩るはずのいかなごの釘煮が今年は不在です。毎年3月がくると、この季節限定の味わいを心待ちにしていたのに、今年は異常事態が起こりました。大阪ではいかなご漁が解禁されず、解禁された明石ではたったの1日で終わり、その価格はなんと7000円/1kgにも上りました。これはただの価格変動ではなく、私たちの環境が急速に変わっている証拠かもしれません。
価格データから見る環境の変化(エビデンスは私のブログより)
日時 | 価格 (¥/1kg) | 前年比価格の変動 (%) |
---|---|---|
2014/03/14 | 400 | |
2018/03/10 | 2800 | 600.00% |
2019/03/14 | 3000 | 7.14% |
2021/03/11 | 5000 | 66.67% |
2022/03/10 | 1300 | -74.00% |
2023/03/10 | 2200 | 69.23% |
2014年以前、いかなごは500円/1kg前後で安定していました。しかし、2018年を境に事態は一変。価格は一気に高騰し、今年に至っては7000円という驚異的な数字を記録しました。この価格変動は、年々減り続ける漁獲量と直結しています。兵庫県の公開データからも、いかなごの不漁が顕著になっていることが確認できます。10年前からのデータを見ると、この傾向はますます明確になり、由々しき状況を示しています。
食文化と地域経済への影響
いかなごの釘煮は、単なる食材以上の意味を持っています。地域文化の象徴であり、春の訪れを告げる風物詩です。この伝統が途絶えることは、食文化の喪失だけでなく、地域経済にも大きな影響を及ぼします。漁師たちの生活、市場での活気、家庭での料理法…。すべてがこの小さな魚の存在に密接に結びついています。
いかなご不漁の背後にあるもの
では、いかなごの不漁はなぜ起こっているのでしょうか。一因として考えられるのは、海の環境変化です。海水温の上昇、生態系の乱れなど、地球規模の環境問題がいかなごの生息環境に影響を与えています。また、過度な漁獲も問題となっており、持続可能な漁業への転換が急務です。
私たちにできること
いかなごの価格変動や不漁は、私たちに重要なメッセージを送っています。環境への意識を高め、持続可能な消費行動を心がけることが求められています。地元産の食材を選び、漁業や農業の現状を理解すること。それが、いかなごだけでなく、多くの生き物と私たち自身の未来を守る第一歩になります。
この春、いかなごの釘煮がない寂しさを感じながらも、私たちは環境との共生を再考する貴重な機会を得たの
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自分で記録していたブログから抽出したデーターです。
こちらを見てみると2014年以前は、概ね500円/1kg前後でどう転んでも1000円/1gを超えるようなことはありませんでした。その後も比較的安値安定でしたが2018年以降千円を超える高値安定となり今年は、ついに大阪ではいかなご漁が解禁されず、解禁された明石ではたったの1日のみで価格も7000円/1kgでした。
年々、不漁の状況は兵庫県の発表しているデーターからも紐解けます。
年々減り続ける漁獲量も10年前からは、傾向が顕著で由々しき状況です。
今日のまいどあり⤴️
春の訪れと共に、私たちの食卓を彩るはずのいかなごの釘煮が今年は不在です。
毎年3月がくると、この季節限定の味わいを心待ちにしていたのに、残念すぎます。
SDGs持続可能な社会の大切さを感じる春になりました。
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