猫の額ほどの土地から4年間の挑戦を綴った内容です。ワイン用品種から食用品種まで、様々な葡萄との出会いと成長の記録です。





2020年12月:メルローとコーヌヴェルトの植樹
寒い12月、ワイン用ブドウ品種への挑戦を始めました。フランスボルドー地方の代表的品種であるメルロー、そして少し珍しいコーヌヴェルトの苗を植えました。
メルローは適応性が高いとされていますが、日本の気候での栽培は未知数でした。一方コーヌヴェルトはフランスのロワール地方の品種で、酸味の効いたワインに使われます。ワイン品質が優れる「シャルドネ」に、香り豊かな「ケルナー」を交配したもののようです。
初年度は根付きを確認することを目標に、土壌改良と排水対策に特に注意を払いました。
2022年12月:アルモノアールとサンセミオンの追加
2年目の経験を経て、さらに2品種を追加しました。アルモノアールはフランスのブルゴーニュ地方で栽培される赤ワイン用品種で、繊細な風味が特徴です。サンセミオンはボルドー地方の白ワイン用品種で、甘口ワインの材料として有名です。
この頃には、初期に植えたメルローとコーヌヴェルトが徐々に成長し、小さな実をつけ始めていました。剪定や誘引の技術も少しずつ身についてきました。









2023年12月:シャインマスカットへの挑戦
ワイン用品種の栽培に慣れてきたため、日本で人気の高い食用品種、シャインマスカットにも挑戦することにしました。種なしで糖度が高く、皮ごと食べられるシャインマスカットは、家族にも喜ばれるはずです。こちらの苗は、年末に溜まった楽天ポイントで購入したものです。
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病害虫対策や房づくりなど、食用品種特有の管理が必要になりました。ワイン用品種とは違った難しさがありますが、実りの喜びも大きいです。


2025年1月:シャインマスカットの追加植樹
最初のシャインマスカットの成長を見て手応えを感じ、今年1月にはさらにシャインマスカットの苗をお隣に住む大先輩からいただき追加しました。前回の経験を活かして、より良い環境づくりを心がけています。
これから暖かくなるにつれて、新しい芽が出るのが楽しみです。昨年植えたシャインマスカットも今年は本格的な収穫が期待できるでしょう。
まとめ
4年間にわたる葡萄栽培の旅は、挑戦と発見の連続でした。
今年は、ようやく本格的に葡萄のみがなるようなのでデッキの天井部分にステンレスパイプをつけて葡萄棚になるように細工してみました。
ワイン用品種から始まり、食用品種へと広がった我が家の小さな葡萄園。これからも季節ごとの変化を記録しながら、葡萄と共に成長していきたいと思います。