2018年春ごろから長きに渡って
克服しなければならないものづくりのテーマがあります
その問題・課題というのは
お客様にとって便利で使い勝手の良い商品ができて
大変よろこんでいただいている商品があります
【イージータグ】という商品です
クリーニングのタグでお客様の衣類につける
番号タグに通すだけで誰でも簡単に
しかも早く使える表示ラベルです
この商品は、お客様にとって良いのですが
作るメーカー側にとって大誤算がありました
商品の穴あけ作業が大変困難で
作業性が悪く時間がかかるということです
初めは、ロータリー式のダイカットの刃で
容易に抜けるはずでした
ところが、どうしてこのマシンで作業すると
静電気で加工時に紙がまとわりつき
全く話にならないような仕上げりです
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そこで考えたのが従来よりある
トムソンの機械で抜き加工することです
トムソン加工の場合完全に穴を
抜くことができません
どこかに留めをつけて完全に
ちぎることができないのです
よってトムソン加工をした後に
わずかについた留めを外して仕上げる
工程が必要になります
一つ抜きの加工が片付くと
次なる問題が待っています
それは、仕上げで留めを外すことです
この課題は、治具を作って見ることにしました
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この治具では、硬い紙を抑えて抜くには
相当な力が必要でわずかの枚数で
抑えて抜くしか方法がありません
そこで考えたのがこの手動の治具を
進化させた機械です
手動ではありますがてこの応用で
もう少し簡単に抜くことができます
しかしながら今ひとつ進展がありません
このてこを応用した治具はまだまだ
改良の余地があります
わずかの枚数をワンショットで多くの穴を開けるか?
たくさんの枚数をセットして一つずつの穴を開けるか?
悩ましい問題ですが、一つずつ課題を
クリアしていくしか成功の糸口はありません
ものづくりとは、根気と熱意のいる仕事です
だからこそその先の成功に喜びがあるのですね